『神様になった日』#10

ひなが連れ去られて

 

陽太は虚無感を感じていた。

 

そらそうだよな、

 

あれだけ短くも濃い夏休みを

 

一緒に過ごしていて、

 

突然別れがきたんだからなぁ。

 

夏休みが明けて央人が転校してきて、

 

何か目的があるとは思ったんだが、

 

ひなのことを思い出させるかのように

 

バスケや麻雀、ラーメン屋等

 

ひなを思い出さずにはいられないよな。

 

それでも、陽太はひなを想い続けてたし、

 

央人がひなの言ってた神殺しの少年だと

 

なかなか気づかないもんだよな。

 

もっと早く気づいてくれよと思ったが。

 

夏休み明けから年明けて受験期まで気づかず、

 

そう考えるとかなり日が過ぎ去ってたよな。

 

ひなが生きてると知って安心はしたが、

 

陽太が施設にいるひなに会いに行くと、

 

ひなの変わりように驚いた。

 

寝たきりというわけではなさそうだったが、

 

元のロゴス症候群を発症してる

 

ひなに戻ってしまってたのかな。

 

丸坊主にされ

 

頭を切開されて

 

量子コンピュータを抜き取られ

 

変わり果てたひなを見て、

 

胸が痛くなった。

 

それにしてもひどい事をするよなぁ。

 

何が人類って感じだよ、

 

ひなは何も悪いことしていないのだから

 

なおさらそう思わずにはいられない。

 

 

麻枝准さんの脚本は、

 

オリジナルアニメのAB、Charlotteでも、

 

重さがある。

 

命を扱う作品というのは、

 

それなりの覚悟を持って見ないと、

 

見続けるのが辛くなることも

 

あるんじゃないかな。

 

前半と後半のギャップが激しいのは

 

想定していたが、

 

この後どうなるのか全く分からないな。

 

陽太がひなにどう接するのか、

 

最後に映画制作が絡んでくると思うのだが、

 

ひなだけがひどい事をされていて、

 

陽太と再開し

 

奇跡的に記憶を取り戻すっていうのは

 

考えにくい。

 

何にせよ陽太がどうするのか

 

気になるところだな。

 

あと、EDのピンクの長髪のひなを見ると

 

切なくなった…

 

次回も心して見たい。